人物
小林良典こばやし よしすけ
-
幕末・維新
所司代の良心 ―― 安政五年九月、酒井忠義の警告書と長野義言の肉薄
安政五年(1858年)九月二十五日、京都。所司代酒井忠義の公用人三浦吉信(七兵衛)が、前内府三条実万の邸に一通の文書を持参した。堂上の各卿に回してほしい、という依頼つきである。 -
幕末・維新
私一本立 ―― 安政五年十一月、孝明天皇の宸翰と間部の年限案
つまり、京都の首尾を喜び報せる手紙である。井伊はその朝のうちに目を通した。 -
幕末・維新
間部詮勝の参内と言上書付 ―― 安政五年十月、将軍宣下の前日
京都は早朝から夕立に見舞われ、雷が鳴った。巳の刻、午前十時の前になって、ようやく空が晴れた。 -
幕末・維新
井伊側の色目鏡 ―― 安政五年十一月、水府事情探聞書と魔手が水戸に及ぶまで
安政五年(1858年)十一月。一綴りの風聞書が、井伊直弼の側に置かれていた。表題は「水府事情探聞書」。 -
幕末・維新
間部詮勝の欺瞞策 ―― 安政五年十月、小御所の書付と「うそばかり」
小御所の下段。同席は武家伝奏の広橋光成と万里小路正房。引き取ったのは夜五つ時、午後八時であった。
1
